みなさんこんにちは。ういろうです。
キャンプの敵といえばなんでしょう?夏の暑さ?冬の寒さ?虫?それとも雨でしょうか?
これらの対策はよく話に上がるかと思いますが本当に気をつけなければいけないのは「風の強さ」です。どんなキャンプ場でも発生し得る強風は、本当に大変です。僕も経験がありますが、タープが飛ばされたり、テントの設営にいつもの数倍時間がかかったり。とにかく初心者の人であれば強風の日はたとえ晴れててもキャンセルすることも視野に入れた方が良いと思うほどです。雨がふってるのはなんとかなりますが、風が強いのはどうにもこうにも大変なので。
じゃあ、強風日はもうキャンプができないのでしょうか?もちろんそんなことはありません!
強風下でも快適にキャンプをするための方法を学び、準備しておけばなんら問題はありません。(避けた方が良いとは思いますが)今回はそんなキャンプでの風対策を紹介します!
強風とはどの程度の風?
さて、キャンプは外でやるので、当然ながら風が吹く日はよくあります。では、強風と呼ばれキャンプするのに困難になるのはどの程度の風でしょうか。注意が必要な風速の目安は、毎秒10メートルあたりと言われています。個人的には、風速7メートル等になると、かなり設営に苦労する印象です。なお気象庁では、風速10メートルを超える風を「やや強い風」としているようです。ビギナーの方には風速5メートルを超えてくるあたりで、いわゆる風対策をしていくようにおすすめします。強風時のサイトとして風を弱めてくれる林間サイトや、周囲が風通しを遮るものがある場所を狙うようにしましょう。
風対策レイアウト
強風は本当に油断禁物で、時にはテントが飛ばされたり、長引く強風でポールが折れたり曲がったり壊れてしまったりするケースがあります。僕も過去、強風でポールを2本折ってしまって悲しい思いをしました。。
そんなことを減らすためにできること。まず、テントの入口は絶対に風下にしましょう。何も考えず風上を入り口にしてしまうと、風がテント内に入り放題、テントが風の力で内側から持ち上げられ危険です。あと、冬場だと寒いです。押し上げてしまいます。
次に、飛ばされないためのペグ打ちについてです。風上からペグを刺していくことで、風に翻弄されにくく設営できます。当然ながら撤収の際には風下のペグから抜くようにしてくださいね。風上からペグを抜いてしまうと、一気にもっていかれます。笑
風が強いことが想定される時には、そもそものキャンプ場選び(もしくはサイト選び)を考えなければいけません。風を受けやすい海岸キャンプを避けたり、林間サイトを選んで風を減らすことが大切です。林間サイトは特に木々が風を遮ってくれるので、風の影響を受けにくいのがおすすめです。(雨の勢いも弱めてくれますし、夏場は暑さも抑えてくれるのでいいですね!)
強風時にタープを張りたいときは
風が強い状況であれば、正直タープは諦めた方が無難だと思います。ただ、せっかくのキャンプだし、タープも張って楽しみたい!そんな方の気持ちもわかります。そんな時には、タープの片側を低くすることで、風の影響を抑えることもできます。また、片側だけでなく、タープ全体を低く設置することなど、とにかく風の流れを止めたり弱めるための対策をとりましょう。
張り方はもちろんですが、使用するペグを鍛造ペグにしましょう。付属品のペグや、アルミペグなどは、細かったり短かったりで、弱風でも抜けてしまったり、強く打ち込む際に曲がってしまったりと、トラブルもあります。地面にしっかり食い込んでくれる、できれば長めの鋳造ペグがおすすめです。
そしてペグと同じくらい大事なもの、ガイロープです。僕もキャンプを始めた当時、ロープなんて必要ないと考えて2年くらいはほとんど使ってませんでした。ある時一度強風でテントを飛ばされて依頼、ロープの重要性に気づき、それ以来は予備も含め大量に準備してます。キャンプは自然の中で行いますので、当然ながらキャンプ中に天候が突然変わることも多いです。最初からしっかりとガイロープをペグダウンするそとで、安心してキャンプを楽しむのが良いでしょう。
強風時の火の取り扱い
キャンプといえば焚き火ですが、ビギナーの方は風が強い時にはやめときましょう。笑
とくにテントの距離感が近い時には、マナーとしてダメですね。火の粉は自分達ではコントロールできないので。料理に火を使いたい場合は、潔く強風下でも安全に料理できるように、バーナーやコンロにしましょう。
最後に
強風に負けないスキルを身につければキャンプにも余裕が生まれます!苦労の中だからこそ発見できることもあるので一度は自分で体験しながらペグの打ち方、テントの向き、火の扱いなど、トライアンドエラーで風に慣れていきましょう!
もちろん安全第一で。笑
では次の記事で。
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