みなさんこんにちは。ういろうです。
突然ですが、みなさんはシーズニングって知ってますか?僕はキャンプを始めてもう長年経ちますが、知ったのは2年ほど前の最近です。
シーズニングとは、簡単に言うと、鉄製のフライパンやスキレットの油ならしのことです。
鉄製のフライパンやスキレットは、しっかりと手入れをしていないと、錆びてしまったり、焦げ付きがとれなくなってしまいます。
シーズニングとは、このようなことを防ぐために、フライパンなどの表面を油の膜でコーティングして空気を遮断する、そんな工程のことを言います。
シーズニングをしなければいけない理由とは?
買ったばかりの鉄製のスキレットやフライパン、ダッチオーブンなど、実はそのまま使わない方が良いって知ってましたか?(僕は今までそんなことは知りませんでした、、。)
すぐに使わない方が良い理由としては、新品の商品には、基本的に錆びつき防止のワックスや油が塗ってあるためです。つまりそのまま使ってしまうことで料理などにその匂いがついたりするんだそうです。(正直今まで気になったことはないですが笑)
まぁ、そんな理由以外にも、定期的にシーズニングをすることで、鉄製商品を長く使えるように、長持ちさせることができるのです。
シーズニングに必要なものって?
シーズニングをするために必要な道具は、ざっくりと下記の8点でしょうか。まずは用意してみてください!
・たわし(スポンジ)
・洗剤
・オリーブオイル
・キッチンペーパー
・野菜のくずや切れ端
・耐熱手袋(火傷防止用)
・新聞紙
・割りばし
さぁ、シーズニングをやってみよう!
①まずはシーズニングしたい鉄製品本体に水を入れ、火にかけていきます。水の量はおよそ8分目などで良いと思います。
これは何かと言いますと、お湯で温めることで、薬品やワックス、油分を落としやすくするというわけです。
お湯の温度は50-80度くらいになるまで適当に温めましょう。
②さて、温めてワックス、薬品、油分を落としやすい状態になっている鉄製品を洗っていきます。たわしなどでガシガシ洗います。洗剤もここで少し使うのがおすすめです。取手や、裏面なども抜かりなく洗いましょう。タワシで擦れないところはスポンジで対応します。
③洗い終わったところでまた火にかけていきます。
今度は弱火でゆっくりと加熱しましょう。今は薬品やワックスなどが落ちてしまっている状態。つまり強火でガツーンと熱すると焦げ付く可能性があるのです。優しく優しく。
熱していると、白い煙が出てきます。(出てこないこともあります。笑)
この白い煙はワックスなどが焼かれているサインです。安心してください。煙が出なくなるまで加熱していき、ここで空焼きと呼ばれる作業が終わりになります。
④続いて、鉄製品が冷めないうちに(重要)、オリーブオイルを少量使って鉄製品に油膜を作っていきましょう。
キッチンペーパーを一枚使って、鍋全体に薄くのばしていきます。薄くです。気をつけて。笑
意外と忘れるのですが、持ち手部分や裏面までしっかりと塗りましょう。オイルを塗り終わったら、鉄の温度が冷めるまで放置します。
⑤この、「オイルを塗る→冷ます」の作業をおよそ3回ほど行ったところで、オイル塗りが終わりになります。
オイル塗りは繰り返せば繰り返すほどしっかりとした油膜ができるそうですので、飽きますが頑張りましょう!
⑥いよいよ終盤戦です。次はくず野菜を炒めていきます。
調理をするわけではなく、この作業を行うことで、鉄臭さを消すことができるんだそうです。
料理で余った野菜でもいいですし、調理の過程で出た野菜の皮や茎、葉で良いです。
じっくりと時間をかけながら、鍋肌に野菜をこすりつけで炒めるイメージです。できれば裏面や取手にも、、。
野菜焼きが終わったら最後にもう一度、オイルを薄く塗ります。
この最後のオイル塗りの後はもう加熱はしなくてオッケーです!
そのまま冷めるのを待って、シーズニングが終わりとなります。
お疲れ様でした!
シーズニングで注意すべきこと
どんなことに気をつけながらシーズニングを行えば良いでしょうか。
まず、シーズンニングは基本ずっと火を扱いながら行いますので、火傷にはほんとに気をつけてください。鉄製品を使うだけあって、時間が経っても案外熱いですので。
そしてもう一つだけ。1番大事なやつです。
シーズニング以後、洗剤を使うのはやめましょう。
なぜなら、洗剤を使うとせっかく馴染んだ油を洗い流してしまうことになるためです。どうしても汚れが気になる!そんなときは致し方ないので洗剤を使用しても大丈夫ですが、シーズニング効果はなくなったと思って、もう一度工程を最初から繰り返す必要はあります。
まとめ
さて、シーズニング、手間はかかりますが自分だけのアイテムを育てているような感じがして楽しさすらありますね。
火傷には十分気をつけながら、ぜひ一度シーズニングをやってみてください。
それではまた次の記事で。
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