みなさんこんにちは。ういろうです。
旅行の予約をしようとすると、土曜や祝前日だけ金額が高い、、、そんな経験ありますよね。
このように旅行者の繁忙期、閑散期に合わせて、価格を変動させる仕組み、【ダイナミックプライシング】について紹介したいと思います。
ダイナミックプライシングとは?
このダイナミックプライシングは、さまざまなところで導入されています。わかりやすいところでいくと、ホテル料金、航空券の料金などですね!
旅行には通常、繁忙期と閑散期があります。例えば5月のゴールデンウィーク、8月のお盆、年末年始などが繁忙期、一方それ以外の月の平日は閑散時期となりますね。繁忙期にはホテルや航空券の利用料金が高くなります。
このように商品やサービスの需要に応じて価格を変動させる仕組みがダイナミックプライシングです。
さて、このダイナミックプライシングですがメリットをまとめてみます。
ダイナミックプライシングのメリット
●販売者側のメリット
販売者側にとっては、価格の上げ下げによって、なるべく繁忙期と閑散期の需要をバラすことができます。つまり、極端な繁忙と閑散が発生しにくくなることから設備や人材の有効活用が可能になります。
また、ニーズが高い時にはしっかりと高い金額を払ってもらい高利益を得て、ニーズが低い時には無駄な在庫を減らすことができるのも大きなメリットです。
●顧客側のメリット
旅行者はうまく休みを取ったりタイミングが合わせることができれば、ダイナミックプライシングのおかげでかなりお得に旅ができたりサービスを得ることができます。ただ、逆も然りでどうしても必要な時には販売価格が高くても購入せざるを得ないという状況にもなり得ますね。
ダイナミックプライシングの事例紹介
このようなダイナミックプライシングですが、国内での代表的な事例を2つ紹介します。
①ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)
こちらは有名なのでご存知の方が多いと思いますが。。ユニバでは、2019年に入場チケットの購入においてダイナミックプライシングを導入しています。
繁忙期と閑散期にチケットの価格差をつけることによって、入場者数をコントロールしようとしました。これにより、混雑の緩和を目指し、さらに混雑緩和により顧客満足度を高めようと狙いがあったわけですね。
②コスモ
コスモエネルギーホールディングスは2019年に、アプリを導入しました。顧客の利用状況に合わせて個別クーポンを配信するというものです。
これで実際のクーポン利用状況を参考にして、来店頻度や一回の給油量など、データを集めることができるわけです。実際の値引きではなく、需要に応じたクーポンの発行サービスを展開することで販売額の変動と同じ取り組みをしたんですね!
ちなみに、、、余談ですが、
コインパーキングが夜間の間は安く停められるようになっていたり、映画館が曜日によって安く見られるターゲット層を変えているのも一種のダイナミックプライシングと言えますね。ま
身の回りには結構ダイナミックプライシングの仕組みを取り入れたものがたくさんあります。意識してみるとさまざまなところで気づきが生まれると思いますよ!
まとめ
以上いかがでしょうか。まとめますと下記の通りですね。
・ダイナミックプライシングは、ニーズの変動に合わせて価格をコントロールする仕組み
・ダイナミックプライシングは、タイミング次第では格安でサービスを受けることができるというメリットがある
ということです。
この仕組みを知っておくだけでも、他の人よりお得に旅行するための一つのアドバンテージになると思います。
この仕組みと、予約時のサイト選びなどを組み合わせながら、お得な旅を楽しんでください!
それではまた次の記事で。
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