みなさんこんにちは。ういろうです。
岐阜を愛する私、ういろうから、夏といえばの郡上おどり(ぐじょうおどり)について記事を書いていきます。
郡上踊りとは、岐阜県の郡上八幡で開催される盆踊りのことです。この郡上踊りは、日本三大盆踊りの一つになっているものです。
そんな郡上踊り、ただの盆踊りではありません。とにかくこれは一度行ってみると楽しさがわかりますが、観客ゼロ、全員が一つになって徹夜で楽しむイベントなのです。
まず、郡上おどりは会場に行けば誰でも、参加できます。郡上踊りは江戸時代に、「身分の分け隔てなしに踊ろう」と当時の郡上八幡城の城主の言葉から始まっている踊りです。そんなルーツがあるからか、会場にいる人は全員参加者、という雰囲気で大変楽しいです。観客動員ゼロ=全員参加を目指す踊りなのです!
とはいえ、初めて行ってうまく踊れるのか、そんな心配を抱く方もいると思います。安心してください。これは本気でいらぬ心配です。笑
踊りの曲は何曲かあるものの、ほぼ一定の動きを何度も繰り返す振り付けばかり、かつ曲の歌詞も覚えやすく一周すると口ずさめるほどです。笑
そもそもちゃんと踊れなくても参加していいんです。輪に入るだけでいいんです。
そもそも郡上八幡ってどんなとこ?
さてさて、そもそも踊りの会場、郡上八幡ってどんなところでしょうか?岐阜県の真ん中あたりに位置し、名古屋からも1時間ちょっとで行ける場所です。郡上八幡は水の都でもあり、清流が町中に流れ、基本は静かな場所です。清流で有名なだけあって、側溝を流れる水も透き通っており、水飲み場があったり、昔ながらの城下町と共にきれいな水が流れる居心地の良い街です。そんな郡上八幡は、夏の夜、郡上踊りの開催期間には別の姿を見せてくれます。
郡上踊りとは?
郡上踊りは、「かわさき」「春駒」「三百」「ヤッチク」「古調かわさき」「げんげんばらばら」「猫の子」「さわぎ」「甚句」「まつさか」の10曲を歌い手の生歌に合わせて対応する踊りを踊るものです。毎年7月中旬から、9月上旬まで、32夜開催します。2020年、2021年はコロナの影響で中止となりましたが、2022年の今年、久しぶりに開催されています。もちろん、私もお盆に行く予定です!
開催日は32夜と長いですが、中でも毎年8月13日から8月16日まで、いわゆるお盆期間については20時から翌朝4時〜5時まで、夜通し踊り続ける「徹夜踊り」があります。(2022年はコロナの影響で深夜1時までの開催)
遠方からでも参加できるようにと、徹夜踊りの日程に合わせた深夜の臨時列車や、駐車場確保のための地域の各土地の開放(小学校の校庭や店舗駐車場など)がされています。
もし電車で行く場合(少ないと思いますが)は、郡上八幡駅から城下町会場までは徒歩20分くらい。駅前で開催の時には歩いて30秒です。
徹夜踊りの開催時は、お店も稼ぎどきなので、営業時間延長などをしている店も多くあります。なお、郡上踊りは、毎日開催場所を変えているので、事前の確認を忘れないようにしましょう!
郡上踊りってなにがいいの?
こればっかりは参加してみないとわかってもらえないことも多いのですが、文章でお伝えするとしたら、3つ大きくいいところを書きます。良さ伝わって欲しい〜!
まずはこれ。郡上踊りは、開催中ずっと、その場で三味線と太鼓、そして生歌で演奏されています!やはり生歌だからこそのライブ感はとても良いです。(おじいちゃんが夜通し歌っているのが素直に感動します。)一緒に歌ったり掛け声をかけたりと、このライブ感は現地でこそ感じられると思います。
二つ目に、踊れなくても全然問題なし!なところです。今回はほぼ予習なし、何も踊れる曲がない状態で行きましたが、他にも初めて踊る方がたくさんいたようで、新しい曲が始まると一度輪が止まっていました。笑 輪の中や、内側のみんなから見える位置で、踊れる方がうまいこと先導してくださいます。
その様子を見つつ、見よう見まねでやってみつつしているうちに、だんだんと輪が回り始めます。基本的には単純な動きの繰り返しなので、曲の最後の方になると何とか踊れるように。
一曲がかなり長く、同じ振りを何度も繰り返すことになるため、否応なく覚えます。
そしてだんだんトランスのようになり、最終的に何をどう踊っているか分からなくなってきます。笑しかし郡上おどりは、下駄を鳴らしたり、跳ねたり、足が結構複雑だなぁと思いました。
個人的な三つ目がこれ。(もしかして一つ目と同じ?笑)響き渡る下駄の音と和の雰囲気全開中祭り感がとにかく心地良い!
浴衣で踊る方ももちろんいますが、全員参加型、気軽に入りやすいこの郡上踊りでは普通の私服のまま踊る方の方が多いくらいです。そんな方も、下駄だけ履いている方が多く見られます。行くとわかりますが、履きたくなるんです。笑
なぜならとにかく会場全体に響く下駄の音が最高なんです。私も数年前に買った郡上踊り用の下駄を毎回持っていきます。下駄を買うならもちろん郡上八幡内がおすすめです!郡上木履(ぐじょうもくり)という下駄屋さんが個人的にはいちばんおすすめです。カスタマイズして自分だけの下駄を作ることができるんですよ!
下駄屋さんではなくとも、八幡の城下町の中には安く下駄を取り扱ってる店もありますので夕方くらいに行って観光しつつ、下駄などを用意して、夜は踊りに参加。こんな流れが1番おすすめです。
雰囲気もさることながら、郡上おどりは、自分のタイミングで輪に加わって踊り始められますし、離脱も自由です。ゆるく長く楽しめるのも素敵ですよね。
補足情報
ちなみに、わざわざ下駄を買うのはもったいないし、浴衣着てくのも大変、、
そんな方にもいい情報です。郡上八幡ではそんな方に向けてレンタルも行っているのです!神よ。笑
また、私服で行って現場で着替えたい方にも向けて更衣場所も設けられます。ありがたい。
ただ一つ注意点として。行く時間帯にもよりますが、駐車場を見つけるのには苦労します。おどり会場は近いのに、見えてるのに行けない〜。とぐるぐる彷徨うこともあります。徹夜踊りの日程中は特に、早めの会場入りを目指しましょう!それか逆に11時過ぎの深夜に行くのもオススメです。帰る方が現れ始めます。
最後に
さて、いかがでしょうか。この夏2年ぶりに再開された郡上踊りに、ぜひ参加してみてはどうでしょう。
詳しく知りたい方は下記のホームページより開催日や開催時間、観光情報などが得られますので一度チェックしてみてくださいね。
(サイトは古臭い感じしますが、変なサイトではありません。笑)
幼児のお子様やおじいちゃんおばあちゃんもたくさんいるので本当に誰でも楽しめるのがこの郡上踊りです。
それではまた次の記事で。
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